ヒューマンドラマ

『向ヒ兎堂日記』その本屋、妖怪の悩み相談所!?あらすじ・感想を紹介!

舞台は明治時代。文明開化で時代が移り行く頃、妖怪関係の書物を隠れて収集する貸本屋がありました。その名は向ヒ兎堂

店主の兎崎伊織は、妖怪が見えて触れることができます。伊織は、妖怪を取り締まる違式怪異取締局から妖怪たちを守るため、仲間の妖怪の猫又の銀と化狸の千代と妖怪のヨロズ相談所を開くことにします。

ひっそりと生活していた3人(?)に違式怪異取締局が迫ります…逃げてばかりでは解決できないと伊織たちは動き出します。

向ヒ兎堂日記の作品情報

向ヒ兎堂日記の作品情報
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 作者:鷹野久
  • 出版社:新潮社
  • 連載誌:月刊コミックバンチ
  • 発表期間:2012年3月~2017年6月

『向ヒ兎堂日記』は、2012年3月から2017年6月まで月刊コミックバンチで連載されました。妖怪が見えてしまう兎先伊織は、仲間の妖怪たちと古本屋で妖怪の悩み相談を始めます。

しかし、時代は明治時代。妖怪も陰陽師も忘れ去られてしまいつつある時代。そんなん中、妖怪を取り締まる徐々に伊織の周りにも違式怪異取締局が近づいてきます。

伊織の出生の秘密は?違式怪異取締局の本当の目的は?気になる二つの真実が明かされ8巻で完結します。

『向ヒ兎堂日記』のあらすじ

時代が変わりゆき明治時代。街角にある貸本屋。この貸本屋、妖怪関係の書物を隠れて収集しているちょっと不思議な貸本屋です。この貸本屋にはちょとした秘密があるのです。それは、店主である兎先伊織は妖怪が見えてしまうということ。

そして伊織は、一緒にいる化狸の千代と猫又の銀とで妖怪たちの悩み相談所を開きます。しかし、時代は妖怪関係すべてを取り締まる違式怪異条例が施行され、妖怪を消そうと巡査達が動き出していました。

ある日、取締局で働く夫を持つ藤乃から、かつて陰陽師が使っていた占星術の本を買い取ります。その占星術を手にした伊織の爪が赤くなり、その状態で彼が触れた妖怪は人間から見えなくなる現象が起こるのでした。

物語の中盤から、伊織の少年時代の話が登場し伊織の過去や謎が少しずつ明らかになっていきます。妖怪関係の書物だけでなく、妖怪たちの取り締まりも激しさを増し違式怪異取締局の本当の目的も徐々にわかってきます。

伊織は、自分の異変と妖怪の目撃談が多発しだしたことで、自らの過去と、眼帯で隠している自分の右目の真相にも向き合いはじめます。そして向ヒ兎堂と違式怪異取締局との対決の前に伊織は育った怪の森へ向かいます。

『向ヒ兎堂日記』の登場人物

この章では、『向ヒ兎堂日記』にでてくる登場人物を紹介していきます。主人公の伊織は妖怪が見えてしまうことから妖怪たちの相談を聞き始めます。

そして、対立する違式怪異取締局の人物たち。さあ、どんな人物たちがこの物語で登場するのでしょうか。

兎崎伊織(とざきいおり)

貸本屋『向ヒ兎堂』の店主です。怪談本を主に扱っている店で、伊織が妖怪が見えることもあり、お店にはさまざまな妖怪たちが相談にやってきます。

なぜ彼が妖怪を見ることができるのか…それは、彼が常に眼帯をつけた右目に秘密があるようなのです。

千代

『向ヒ兎堂』で手伝いをしている、化け狸の女の子です。千代は、短い黒髪にはいつもツバキのような花を付けていて見た目は可愛らしい少女です。しかし、少々毒舌な一面もあります。

葉っぱに息を吹きかけて、願い通りのものに変化させることができるんです。さすが、化け狸ですね。伊織と千代はずっと一緒にいるようで、どのような経緯で伊織と出会ったのか、千代の過去も気になりますよね。

猫と青年の姿を自由に変えることができる化け猫です。悪事を働こうとする人間にイタズラをするなど、少しやんちゃな部分もあります。千代に時折駄目だしをされたり、後先考えずに行動してしまうことがあり、ちょっと心配な存在なんです。

自分の気持ちに正直に動く銀。少し暴走しそうになる時もあります。心配な時もありますが常にポジティブなところが銀の魅力なんです。

『向ヒ兎堂日記』の見どころポイント

新しい文化が取り入れられる明治時代。物語の前半は、『向ヒ兎堂』にて伊織が妖怪たちの悩みを聞いてあげるエピソードが載っています。

どの物語も、心温まるエピソードで人間と妖怪との関わりを優しく描いています。読み終わると、ほっこりした気持ちになってしまします。一つ一つの妖怪の物語は、派手さはありませんが胸をうつ物語です。

中盤からは、違式怪異取締局との対立や、伊織の出生の秘密。陰陽師でもない伊織に、なぜ陰陽師が使う占星術の本に反応するのか?そして、違式怪異取締局の内部で起きていることは?

読者が気になる、伊織の出生の秘密や違式怪異取締局の思惑など「知りたい」という気持ちを掻き立てられます。伊織たちの後ろから真相に向かって付いていく感覚になっていき彼らの行く道筋を知りたいと思うはずですよ。

『向ヒ兎堂日記』を呼んだ筆者の感想

妖怪物は個人的に好きなんです。見えないものへの期待感とかもあるのでしょう。『向ヒ兎堂日記』は絵がやさしいタッチで妖怪たちがちっとも怖くはありませんよ。

伊織に相談にくる妖怪たちのエピソードは、読み終わるとなんだか心がほんわりします。1巻に収録されている第1話の「牡丹」の話と4巻に収録されている第27話の「河童」の話は特におすすめです。

妖怪と人間って実はすごく近くにいるのかもしれない。関わりながら生きているのかもしれないなと思ってしまいます。

伊織は、自分のことがわかるかもしれないと妖怪書物を読んでいるのですが、その転機がかつて陰陽師が使っていた占星術の本の存在。この本を手にしたことから伊織の出生の秘密が解き明かされていきます。

伊織が自分自身と向き合うことに覚悟を決め、取締局と対決することを決意する場面は彼の成長を感じますね。彼が今まで「自分が何者か?」とずっと不安に思っていたんだろうと思うと切なくさえなってしまいます。

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